ウニヒピリ、ホ、オポノポノ

ウニヒピリと「ごめんなさい。」の話

今日のお昼、ある事件がおきた。

ル・クルーゼのお鍋を娘に割られたのだ。

娘に悪意はまったくなかったのだか、そのお鍋、私にとってとっても大切なものだった。

ショック!だったのだけど、そこからがおもしろかった。

その事件は私にステキな贈り物をくれたのだ。

事件の全容・・・

お絵かきをしていて手を真っ黒によごしたじゅじゅが、台所にやってきた。

「おてて あらいたい。」

洗面所まで連れて行くのがめんどくさくって、台所で手を洗わせていた私。(いつもじゅじゅは台所で手伝ったりするので、踏み台があるのだ)

かなり長いこと洗っている。泡と遊んでいるもよう。

ふと目をはなした時、事件は起きた。

ガシャン!!

まさか・・・。

割れている・・・・。

ママの大事なお気に入りの小鍋ちゃんの蓋が割れている・・・。

やってくれたな~~~~!じゅじゅ子め!

「ぎゃ!割れてる!」

「これ、あらおうとおもって。」

彼女の中で今、洗い物がブームなのだ。

もう、洗ってるし、なおしてあるのに、洗おうとするじゅじゅ。

つとめて冷静に、

「これ、洗ってあるでしょ。ママに何もいわずに触ったらだめだよ。」

と言ってみる。

「いや、あらう。」

割れたことを悪びれる様子もなく、さらに別のコップを洗おうとするじゅじゅ。

とめるママ。あらがうじゅじゅ。

やばい・・・・。きれそう・・・・。

じゅじゅが悪いことは何一つない。

台所で洗わせた私の責任。そばに割れ物を置いていた私の責任。

なのに、腹がたってきた・・・・。

これは、まずい、と思って、とりあえず、深呼吸。

でも、怒りがわき出てくる。

何が腹立つって?

多分、本人が悪びれるようすがないこと。

じゅじゅは、いつでもそうなのだ。

自然に謝る気持ちが出てくるのを期待して、我が家では「ごめんなさい」という言葉を無理に言わせることはない。

そのせいか、しらないけれど、じゅじゅは

親が「おいおい~~~~。」的なことをやらかしても、実にあっけらかんとしている。

「われたの?みせて☆」という無邪気な感じ。

怒りのおさまらない私は、先日本で読んだ、ホ・オポノポノを実践してみた。

ホ・オポノポノとはハワイに伝統的に伝わる問題解決方法。

これについては、よく分からないことが多いので、また別の機会に話すとして・・・。

簡単にいうと、ウニヒピリと呼ばれる、もう一人の自分を大切にすることで問題が解決するというもの。

ウニヒピリは、世間では潜在意識とか、インナーチャイルドとか呼ばれてたりもする。

例えば、泣いている子どもを見て、イライラした場合、自分の記憶が再生されてイライラしていると考えることができるということ。

自分の過去のいやな記憶のために、我が子にイライラしてしまう。

というわけで、その記憶を癒すために・・・

ホ・オポノポノという解決法を用いるわけです。

心の中で、自分の記憶をいやしていると、

ふと、口に出して「ごめんなさい。」と天にむかって言ったわたし。

そもそも、百円の器なら、こんなに苛つかなかっただろう。

高価な鍋だからいらついているのだ。

そんな大人の身勝手な価値観で苛つかれるじゅじゅはたまったものではない。

じゅじゅがケガしてないか、よりお皿の方を案じるなんて、ひどい話だ。

本当に、謝りたい気分になってきた。

すると、じゅじゅが

「いいよ。」

と言った。

なぜか、娘に許された私・・・・・。

なんか、よくわからないが、その場は終了。

まだ少し、悲しい気持ちは残っていた。

じゅじゅが、いつものように「だっこして~」と甘えてくるが、抱っこする気になれなかった。

「さっき、お鍋われたでしょ。ママのだいじなものだったから、少し悲しいの。じゅじゅがママに何も言わずに、洗い物しようとしたから怒ってしまったの。まだすこしおこってるから、ちょっと待って。元気がでたら抱っこしてあげるから。」

と正直に言ってみた。

じゅじゅは、少しべそをかいたが、

その後、しばらくして私の気持ちが落ち着いて、抱っこしてじゅじゅも落ち着いた。

その後しばらくして、お風呂の掃除をしていると、トコトコとじゅじゅがやってきた。

「てつだう。」

とおもむろにブラシを持ち、風呂を磨き始めた。

ここまではよくあること。

そのうちに、

「ごめんなさい。」

と言ったのだ。

もうさっきのことは忘れかけていたので、私はあやうく聞き逃すところだった。

3秒後くらいに、

「ん?ごめんなさいって言った?」

と聞くと、

「うん。」

という。

「もしかして・・・さっきお鍋割ったこと謝っているの?」

と聞くと、

「うん。」

というじゅじゅ。

初めて、心からのごめんなさいを聞いた気がした。

「ありがとね。うれしい。じゅじゅがケガしなくてよかったよ。」

と言って、私も心から抱きしめた。

二人で満面の笑みになった。

今日は、いろんな意味で大切な日となった。

割れた鍋は記念にとっておこう。

私の中のウニヒピリも少し癒されたかな。

ウニヒピリって結局なんやねん!?とは聞かないでください。

なんせ、ほんとうに数日前に本を読んだだけだから。

書店に並んでいて、ふとその本だけ目について買ってしまった。

また少し分かったら記事にしますね。

では、またね。

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